都筑区池辺町に住んでいる方は、「付近に図書館がない」とお困りだったのではないでしょうか。
このたび、三井ショッピングパークららぽーと横浜内に、横浜市立図書館の本が予約・貸し出しできる図書取次所の「つづきの本ばこ」が誕生しました。
この記事では、つづきの本ばこの利用方法や主なサービス内容、開館日などについて紹介します。
これから利用を考えている方は、ぜひ参考にしてください。
横浜市池辺町に誕生!図書取次所「つづきの本ばこ」とは?図書館との違いを解説

横浜市都筑区池辺町付近に住んでいる方、ららぽーと横浜へ頻繁に買い物に出かける方に朗報です!
この度、池辺町に新たな本の拠点、「つづきの本ばこ」がオープンしました。地域の方にとって、より身近に本と触れ合える場所となることが期待されています。
しかし、「図書取次所」という言葉に聞き慣れない方もいらっしゃるかもしれません。そこで、まずは「つづきの本ばこ」がどのような施設なのか、そして一般的な図書館とは何が違うのかを分かりやすく解説します。
図書取次所とは?
図書取次所は、図書館のように直接本を閲覧したり、館内で学習したりするスペースが主目的ではありません。
主な役割は、予約された本を地域住民の方が自宅近くで便利に受け取れるようにすることです。つまり、付近に大きな図書館がなくても、図書取次所を利用すれば気になる本を取り寄せて借りることができます。
図書館との違い
項目 | 図書館 | 図書取次所「つづきの本ばこ」 |
---|---|---|
主な機能 | 蔵書の閲覧、貸出、返却、学習スペースの提供、イベント開催など | 横浜市立図書館で予約された本の受け取り・返却 |
蔵書数 | 非常に豊富 | 限定的(予約された本が一時的に保管される) |
サービスの範囲 | 閲覧、学習、相談など多岐にわたる | 図書の受け取り・返却に特化 |
立地 | 地域の中核となる場所に設置されることが多い | 地域住民のアクセスしやすい場所(地域ケアプラザなど)に併設されることが多い |
図書館は、豊富な蔵書を閲覧・貸出でき、学習スペースやイベントも提供する総合的な施設です。
一方、図書取次所は、図書館で予約した本の受け取り・返却に特化した、より身近で便利なサービス拠点です。蔵書数は図書館に比べて少なく、閲覧や学習スペースは限定的ですが、地域住民が手軽に図書館の貸出サービスを利用できる利点があります。
「つづきの本ばこ」ならではの魅力|地域に寄り添う3つの特徴
「つづきの本ばこ」は、単なる本の受け渡し場所ではありません。地域の方々にとって魅力的な、以下の3つの特徴を備えています。
子どもから大人まで借りられる多彩なジャンルの本

「つづきの本ばこ」で借りられる本は、横浜市立図書館が所蔵する豊富な書籍の中から選ぶことができます。絵本や児童書はもちろん、小説、雑誌、専門書まで、幅広いジャンルの本を予約して受け取ることが可能です。ご自身の興味や読みたい本に合わせて、図書館の蔵書を最大限に活用できるのが魅力です。
親子でゆっくり楽しめる!座って本が読める「子どもスペース」

「つづきの本ばこ」には、お子様が保護者の方と一緒に座って本を読める「子どもスペース」が設けられています。絵本を手に取ってその場で楽しんだり、借りる本を選ぶ際に親子で相談したりするのに最適な空間です。温かい雰囲気の中で、お子様が本に親しむきっかけとなるでしょう。
新しい本との出会いを創出!魅力的な「展示・イベントスペース」
「つづきの本ばこ」の一角には、様々なテーマに合わせた本の展示スペースや、地域住民向けのイベントスペースが用意されています。普段手に取らないような新しいジャンルの本との出会いがあったり、読書会や講演会などを通じて地域の方々との交流が生まれたりするかもしれません。本を通じて、新たな発見やコミュニティが広がる場所となることが期待されます。
「つづきの本ばこ」を利用する前に:開所時間と休館日のご案内
「つづきの本ばこ」を利用する際には、開所時間と休館日を確認しておくことが大切です。
開所時間:
- 月曜日から金曜日:午前10時から午後4時まで
- 土曜日、日曜日、祝日:午前10時から午後9時まで
※令和7年3月29日(土曜日)から31日(月曜日)までは、午前10時から午後2時までとなります。
休館日:
- 年末年始(12月29日から1月3日まで)
- ららぽーと横浜の休館日
「つづきの本ばこ」池辺町からのアクセスと駐車場

「つづきの本ばこ」は、ららぽーと横浜3階にあります。一番アクセスが近いのは北立体駐車場P4・P5連絡口です。

所在地の詳細は以下の通りです。
所在地: 〒224-0053
神奈川県横浜市都筑区池辺町4035-1
公共交通機関でのアクセス
- バス: センター南発「124系統・篠山団地中央」行き、「緑車庫前」行き
- 電車: JR横浜線 鴨居駅から徒歩7分
自家用車でのアクセス:
- ららぽーと横浜の駐車場を利用できます。平日駐車料金無料・土日祝は1時間まで無料
誰でも利用できる?「つづきの本ばこ」の利用対象者
「つづきの本ばこ」の図書取次サービスは、横浜市立図書館の図書館カードをお持ちの方であれば、だれでも利用可能です。
都筑区にお住まいの方はもちろん、横浜市内であれば、付近の図書館で作成した図書館カードでサービスを利用できます。
図書取次サービスを活用しよう!本の借り方ガイド

ここでは、「つづきの本ばこ」で本を借りるための具体的な手順を紹介します。
横浜市立図書館の蔵書検索システムを利用するため、事前に図書館カードをご用意ください。
ステップ1:まずは図書館カードを作成しましょう
まだ横浜市立図書館の図書館カードをお持ちでない方は、まずカードを作成する必要があります。
横浜市内の各図書館の窓口で、本人確認書類(運転免許証、健康保険証など)を提示して申請してください。カードは図書取次所では作成できないので注意しましょう。
また、オンラインでデジタル図書館カードを作成することも可能です。申請後3日程度かかるため、あらかじめ作成しておきましょう。
ステップ2:「横浜市立図書館蔵書検索ページ」で読みたい本を検索・予約!
図書館カードが用意できたら、横浜市立図書館の蔵書検索ページ(https://opac.lib.city.yokohama.lg.jp/winj/opac/top.do)にアクセスして、以下の順に進んでください。
- 図書館カードの番号とパスワードを入力してログインします。
- 検索窓に読みたい本のタイトルや著者名などを入力して検索します。
- 検索結果から借りたい本を選び、「予約」ボタンをクリックします。
- 予約する受取館として「つづきの本ばこ」を選択します。
- 予約内容を確認し、予約を確定します。
ステップ3:「予約連絡メール」を確認し「つづきの本ばこ」で本を受け取り
予約した本が「つづきの本ばこ」に到着すると、登録したメールアドレスに予約連絡メールが届きます。メールに記載された受け取り期間内に、「つづきの本ばこ」の窓口へ図書館カードを持参して、本を受け取ってください。
「つづきの本ばこ」では、借りた本の返却も可能です。開所時間内に窓口で借りましょう。
つづきの本ばこ|問い合わせ先
問合せ:教育委員会事務局中央図書館企画運営課
TEL:045-262-7334
FAX:045-262-0052
まとめ
都筑区池辺町にお住まいの方、またららぽーと横浜を訪れる皆様にとって、「つづきの本ばこ」は待望の新たな本の拠点となるのではないでしょうか。
これまで図書館が近くになく不便を感じていた方も、買い物のついでに気軽に横浜市立図書館の豊富な蔵書を利用できるようになります。
親子で楽しめる子どもスペースや、新しい本との出会いを演出する展示スペースも魅力です。利用には図書館カードが必要となりますので、事前に準備しましょう。
ぜひ「つづきの本ばこ」を積極的に活用し、読書習慣をつけてみてください。
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